当てはまったらヤバい!
栄養のセンスが無い人の発想10選
①特定の栄養素が優れているという表現をする
たんぱく質やMgなどを絶賛しているパターン。
栄養素に順位はありません。
三大栄養素及び、ビタミン13種、ミネラル13種はどれも必要です。
統計的に欠乏が起きやすいとか、個人単位で欠乏があるというならわかるが、そうではなくて誰でもその栄養素をたっぷり摂れば健康になると思ってる。
②量の概念が無く、特定のアイテムに固執する
はちみつ、出汁パウダー、梅エキスなどの特定のアイテムを絶賛するが、それぞれの成分と量についての言及が無い。
栄養素は摂取量によってその効果が変わります。
特定のアイテムを絶賛する割には、誰にどの程度の量が必要かを述べることができない。
③危険でないものを危険と認識している
果糖ブドウ糖、うま味調味料、添加物、グルテン、カゼインなどを無条件に敵視している。
摂取のタイミングと量や、その人の体質、その日の体調などによって許容できる範囲があるのだが、それを考えずに拒絶している。
詳しい仕組みはわからないが、とりあえず避けようとする。
使い方によっては有益であるものを避けることで、経済面や健康面で損をしていることに気がついていない。
善か悪かの二元論でしか考えることができず、物事の詳しい仕組みを理解するための思考ができない。
④情報の根拠が曖昧
個人の意見なのか、統計的なデータなのか、生化学的な予想なのかが明確でない主張をする。
- 個人の感想なら何とでも言える
- 統計的なデータだと当てはまらない人もいる
- 生化学的な予想だと机上の空論になる場合もある
情報が作られる経緯をわかっていないので、与えられた情報に疑問を持たないで、すぐに騙される。
また、価値のある情報と、そうでない物の区別がつかない。
感情的に良い気持ちになる情報や、今の理解度で良いと感じる情報にしか反応しない。
「前提知識が無いと知ることができない情報を、理解するために勉強する」という発想が無い。
⑤栄養の配信者を片っ端からフォローする
情報の検証をしないまま、たくさんの情報を集める。
自分に有益かどうかや、妥当な情報かは検証せずに、詳しそうな人の情報を鵜呑みにしている。
情報の精査ができていないので、ちぐはぐな対応しかできなくなる。
結果的に、「いろいろな意見がありますね」という斜に構えた考えに行き着く。
何もわかっていない割に、他人の情報を評価しようとする。
⑥情報源がインフルエンサーのみ
有名そうな人の情報を集めるばかりで、自分で専門書を読んだりはしない。
尊敬する特定の先生がいて、その先生の信者になっている。
情報の検証はしないのに、先生の言う事は絶対だと思っている。
先生の情報を批判されると、情報の検証をしないまま烈火の如く怒りだす。
実は、尊敬する先生が最も軽蔑するタイプ。
信者を大事に思っている教祖はいません。
⑦情報にお金をかけない
無料の情報ばかり追いかけているので、本当に有益な情報を掴めない。
高額なサプリは買っているが、そのサプリが本当に妥当な品質なのかは知らない。
中身が米粉のサプリでも、SNSで良いという評判を見れば買い続ける。
⑧PDCAを回さない
サプリが効いているのか、そうでないのかは関係なく、良いとされているから飲んでいる。
今の自分に必要な根拠や、そのサプリを選ぶ理由、飲んでみた結果の変化などを記録したり考えたりをしない。
特定の栄養素の血中濃度が飽和するまでは体感が良かったのだが、飽和しきって他の栄養素の消費が激しくなったり、肝臓に負担をかけていても気が付かない。
⑨検査をしない
検査代に投資しないので、自分にとって必要な対応がわからないまま栄養療法をしている。
対応が当てずっぽうになるので、体感が良いときと悪いときの差が激しい。
また、根本的な原因を解明できないので対処療法ばかりになる。
マイナスの要因を無くさないまま、サプリで誤魔化す状態なので、不必要な出費が増えて、金銭的な負担が却ってかかっている。
本人は、コスパが良い選択をしていると思っている場合もある。
⑩特定のジャンルの勉強しかしない
特定の人物の配信する理論や、特定の団体、分子栄養学、栄養学、栄養疫学、スポーツ栄養学など、特定のジャンルの勉強しかしない。
それが唯一絶対だと思っており、他のジャンルと矛盾が生じると、相手が無知なのだと決めつける。
矛盾が生じる原因を突き止め、統合するとい発想に至れていない。
だから基本的な部分で知識が抜け落ちており、簡単に体調の改善の結果を出せる状況なのに、そこに至ることができない。