こんにちは。
「ダブルチーズバーガー、サイドはポテト、ドリンクはコーラ、両方Lで」が定番の頼み方の政安です。
たまにジャンクなものが食べたくなることもありますね。
そんな時は『どのように対処すると身体への悪影響が無いか』考察してみます。
栄養成分表から考えること
公式HPの栄養成分表です。
ここで考えなくてはならないのが
- 5大栄養素のバランス
- 脂質分画
- 血糖値スパイク
- 添加物や有害物質
だと思います。
①5大栄養素のバランスについて
- ダブルチーズバーガー
- ポテトL
- コーラL
たんぱく質は33.2g摂れるので充分ですね。
この量だと、もしかしたら人によっては消化しきれないので、塩酸ベタインと消化酵素が必要かもしれません。
脂質は50.9g。カロリーに換算すると脂質1gが9kcalなので、458kcalとなります。
1日の消費カロリーが2500kcalの場合、脂質458kcalだと、総カロリー中の脂質の割合が18%となるのでほぼ1日分です。
その日の他の2食では、脂質ゼロ近くにしなくてはなりません。
カロリー中の2〜3割は、脂質で摂取するのが理想的と言われてます。
炭水化物は141.1g。
内コーラが1/3程を占めてます。
健康を維持するなら、脂質とたんぱく質は量を定めておき、炭水化物の量を活動量に合わせて変えていくのがスタンダードな方法だとされているので
人によってはコーラを黒烏龍茶に変えた方がいいかもしれません。
セットのドリンクは、黒烏龍茶を選ぶこともできます。
日本マクドナルド、「黒烏龍茶」の販売開始 初のトクホ導入、20円追加でセットにも|食品産業新聞社ニュースWEB
黒烏龍茶を摂取した場合
食後中性脂肪が20%減
16週の継続摂取でお腹の脂肪11.32cmマイナス
という研究があります。
ビタミン・ミネラルに関しては、期待できないので割愛させて頂きます。
ナトリウムの量が気になりましたが、日本のナトリウムの食事摂取基準は
- 男性7.5未満
- 女性6.5未満
とされています。
1.4gなら、一食あたりの摂取量として過剰になる心配はありません。
ナトリウムの摂取量はカリウムとの関わりや水分摂取量、発汗量との関連もあるので
食生活・季節・生活習慣により同じ人でも必要量が大きく異るはずです。
ぬちまーすならいくら食べても平気
減塩は陰謀
とかは信じちゃダメですよ。
いくらマグネシウムを摂取しても、必要以上にナトリウムを摂れば身体に弊害が出るのは当然です。
②脂質分画について
どんな揚げ油を使ってるか、マクドナルド公式HPに記載がありました。
牛脂とパーム油の脂肪酸組成です。
牛脂、パーム油共にパルミチン酸が多いです。
ヒトの体内では『パルミチン酸・ステアリン酸・オレイン酸』を合成できます。
そのため、必要量のカロリーが摂取できていれば不足することはありません。
パルミチン酸は代謝の際に炎症を起こすとされているので、適正カロリーを摂取できている状態でポテトを食べると炎症が起きやすくなる可能性があります。
1日食べた程度では影響は少ないと思いますが、ポテトを食べた翌日は魚を食べたり、良質な亜麻仁オイルを食べるなどして脂質のバランスを整えることで
ジャンクフードの偏った脂質のバランスを整える事ができるかもしれません。
私の使ってる油を紹介します。
オメガニュートリション有機亜麻仁油
容器はプラスチックですが、BPAフリーとなっており
環境ホルモンの影響は少ないと思われます。
遮光瓶で冷蔵輸送なのもポイント。
亜麻仁は酸化しやすいので、冷蔵販売で買うのが安心です。
Carlson Labs スーパーオメガ3ジェム
Carlson, 野生の魚、スーパーオメガ3ジェム、1,200mg、ソフトゲル100個 + 30個
有害金属など28種類の物質が含まれないことが
確認されています。
ジャンクフードを食べてしまうと、脂質分画のバランスは崩れやすくなると思うので
他の日に多くなってしまった種類の脂肪酸を減らし、足らない脂肪酸を増やすということが炎症体質にならないためには必要です。
日頃から、摂取カロリーが消費カロリーを上回る場合は特に気を付けましょう。
③血糖値スパイクについて
- コーラの果糖ブドウ糖液糖
- ハンバーガーの小麦
共に血糖値を上げやすいとされています。
ダブチとコーラとポテトを食べると、健康な人でも血糖値が超えてはいけない数値になる場合がほとんどだと思います。
血糖値は140で糖化が進み170を超えると腎臓で濾過しきれなくなり、糖が尿に出てくるとされています。
食後の血糖値の上昇度合いを示すGI値という数値を引用したかったのですが引用元によりデータがまちまちだったので割愛しました。
リブレを付けて出た数値が答えです。
リブレを付けましょう。
対策としては、難消化性デキストリンを使うことです。
コーラでも黒烏龍茶でも良いので、混ぜて飲めば血糖値の上昇を緩やかにするとされています。
携帯用にこんな便利なサイズのものもあります。
これ、凄く便利です。
1kgとかのを持っていても、小分けして持っていこうと思っていても、外出時に忘れてしまうんですよね。
毎回外食で「やっちゃった」と思ってたのが、これを買ってから無くなりました。
すぐには解けませんが、かき混ぜてから1〜2分放置するとほとんど溶け切ります。
④添加物や有害物質について
これに関しては未知数です。
- 腸内細菌のバランスが崩れる
- 肝臓で解毒の負担が増える
などの影響が考えられます。
結果として血糖値の維持が難しくなったり、リーキーガットとなり様々な症状の引き金になります。
私は多少食べ続けても大丈夫ですが、何の対策も無しに2週間以上食べると蕁麻疹が出るようになります。
以前書いたブログで紹介しましたが、乳酸菌生成物質を摂取した場合、洗剤を飲ませたマウスにリーキーガットが生じなかったという実験があります。
悪玉菌のLPSという毒素が増えなければ、リーキーガットが起きづらいとされているので、先程の難消化性デキストリンを摂取するのも良いと思われます。
難消化性デキストリンは
- 50%は善玉菌の餌に
- 40%は便で排出
- 5%は小腸で糖質として吸収
されるということです。
あとの5%はどこに行ったのでしょう???
不思議です。
半分が善玉菌の餌となるので悪玉菌が増え、LPSによる悪影響を防ぎ、リーキーガットを防ぐことも予想されます。
難消化性デキストリンは血糖値の上昇も抑えるし、リーキーガットを防ぐ可能性もあるのでジャンクフードには欠かせませんね。
最後に
ハンバーガーとポテトがカビないという話がありますが、あれは脱水とビタミンEによる抗酸化作用と言われています。
変な防腐剤でそうなってるわけではないので、一度や二度食べても大丈夫です。
1ヶ月に1回くらいジャンクフードを食べても、大丈夫な身体を目指しましょう。
そして食べるときには対策を!!
今回は少しふざけましたが、知っておいて頂きたいのは
単に身体に悪いから避けるというのではなく、その食品の組成を分析し偏った栄養素や有害な物質へ対する対応の仕方を知っておいて欲しいということです。
賢い選択と対応を身に着け、どんな食品も楽しめる人でありたいです。