分子栄養学的風邪の予防法

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分子栄養学的風邪の予防法

こんにちは。

昔は頻繁に風邪をひいていた政安です。

風邪が治ったそばから、また引いてしまう。

そんな経験はありませんか?

今回はそんな方に見て頂きたい情報です。

目次

分子栄養学的風邪の予防法

幼稚園生の頃は喘息か扁桃炎で、毎月4〜5日は休んでいました。

社会人になってからも1年間風邪を引かない、という経験は無いのですが、ここ2年風邪をひいてません。

風邪予防のために行っていたのではないのですが、腸のケアをしたため、予防できているのだと思います。

その仕組みと方法をご紹介します。

IgA抗体というものが粘膜にあります。

風邪を引く前になると、IgA抗体が顕著に低くなるという研究があります。

IGA
https://www.otsuka.co.jp/b240/mechanism/mechanism2.html

この抗体が増えるときと、少なくなるときが、どんな時かわかれば風邪の予防ができるかもしれません。

少なくなる時とは

  • ストレス・疲労時
  • 高齢者・離乳した乳児
  • ③ハードなトレーニングをしているとき

①ストレス・疲労時⇒これは当たり前ですね。

②高齢者・離乳した乳児⇒母乳には身体で分泌する体液の中で一番多くIgAが含まれてるとされています。

授乳が終わった途端に赤ちゃんが風邪をひく、なんていう話を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

③ハードなトレーニングをしているとき⇒私も中高はハードなトレーニングをしていたので、風邪をひきやすかったです。

ボディーメイクをしている人も風邪を引きやすく、せっせとグルタミンを飲んでる人も見かけられます。

風邪を引くとトレーニングが予定通りできず悔しい思いをしますね。

IgA抗体を増やすには

では、どうやってIgA抗体を増やせば良いのでしょうか?

それには、IgA抗体がどこで作られるか知る必要があります。

IgA抗体は小腸のM細胞の『パイエル板』という所から、細菌や細菌の死骸をデータとして取り込みT細胞に渡します。

T細胞はB細胞に司令を出し、B細胞が分化してIgA抗体が作られるとされています。

http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/83-01-03.pdf

腸内の細菌の数や量が減ることを「ディスバイオシス」と言います。

この状態になると便の量が減り、茶色から黒色に近くなり、便秘や下痢などになりやすくなります。

風邪予防というと一般的に「手洗い・うがい」というイメージですが、粘膜に多いIgAは小腸で作られて全身に運ばれるので、腸内環境が健全でないと風邪を防ぎきれないかもしれません。

ディスバイオシスを防ぐためには、『プロバイオティクス』と『プレバイオティクス』を摂取することです。

プロバイオティクスとは腸内細菌と同じ、もしくは仲間となり働く細菌のこと。

プレバイオティクスは腸内の善玉菌の餌になる栄養素です。

  • 発酵食品がプロバイオティクス
  • 水溶性食物繊維やオリゴ糖がプレバイオティクス

この両方を摂取することで、腸内細菌の量と多様性を増やすことでM細胞から取り込む細菌データを増やし、IgA抗体を増やすことが可能になるとされています。

このブログを書くキッカケとなったのは、機能性糖質のポリデキストロースの摂取で、唾液中のIgA抗体の量が増えたという研究です。

https://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/200703/prl2007031044031-s1.htm

ポリデキストロースが、プレバイオティクスとして働いたことが予想されます。

機能性糖質には

  • 糖や脂質の吸収を穏やかにするもの
  • 選択的に善玉菌の餌となるもの
  • 糖として吸収されるが吸収が緩やかなもの

などがあり使い方次第では健康効果を高めることができます。

基本は食事で発酵食品やオリゴ糖・水溶性食物繊維を摂ることですが、食生活が不規則になった場合や食が細く必要量を摂取できない場合は、積極的に機能性糖質を取り入れたいです。

先日こんなツイートをしました。

副腎疲労の時は風邪も引きやすいし、まつ毛が目に入って取る度に結膜炎になってました。

涙腺にもIgA抗体は多いとされているので、少し雑菌が入っただけで症状が出たのだと思います。

この頃は腸ケアの方法もわかってないし、疲労が蓄積していました。

今は多少無理しても感染症にかかりません。

少し兆候があると、すぐに対処もできます。

日頃から腸ケアを意識することが前提ですが、それでも疲労が溜まったり何かしらの兆候が出たら、仕事を早めに切り上げたりビタミンCを増やしてよく寝ます。

私の場合は、鼻の中にヘルペスができるのでそれが黄色信号です。

皆さんも、突然風邪を引くということは珍しいと思います。

「あー、これがIgA抗体が少なくなった症状だな」

「この兆候の時は風邪に気を付けないと!」

という黄色信号を探してみて下さい。

それを知っていて対処できると、風邪で辛い時間を過ごす事が防げるかもしれません。

それでも風邪を引いてしまったら、消化の良いものを食べてよく寝ましょう。

彼女に「風邪を引いたら何を作ってくれる?」と聞かれたことがあります。

二人共風邪をひかないので実現したことがありません。

いつかアレを作ってあげたいです・・・

分子栄養学的風邪の予防法

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