分子栄養学で絶対に避けたい質問10選

分子栄養学で絶対に避けたい質問10選

これを言う人は、分子栄養学で体調を改善するのが難しいと思います。

悪い質問と正解を書いておくので、反面教師にして真似しないようにしてください。

目次

絶対に避けたい質問10選

①私に向くサプリを教えてください

これを言う人は自分の状態把握ができていません。

体感、検査の数値などから自分の身体で何が起きているのかを把握するのがスタートです。

そこから予算や必要性に応じて使うサプリを決めます。

いきなり丸投げではなく「ここまではわかっている、ここからはわからないからヒントが欲しい」という問いかけだと、答えに辿り着きやすいと思います。

②PUFAフリーってどうなんですか

目的意識が無く興味本位の浅い質問なので、やり取りをするのが互いの時間の無駄です。

PUFAフリーに関してだけではなく、全ての名が付く栄養療法において同じです。

カトリックの人に「エホバってどう?」

顕正会の人に「創価学会ってどう?」

と聞くくらい時間の無駄です。

どうしても聞きたいならせめて「PUFAフリーのこの部分は矛盾があるように感じます。資料はこれです。この考えに間違いが無いか教えてください」というように、自分の仮説を述べてください。

安全な場所から他人に意見を出させて眺めるという無責任さが私は大嫌いです。

自分の意見を持てない人に自立した栄養療法はできません。

③プロテインのお勧めを教えてください

先生と同じサプリを使いたいという気持ちはわかります。

しかし、先生とあなたの身体も課題も目指す状態も異なります。

今の①自分の身体の状態、②解決したい悩み、③なりたい状態の3つにより、必要なサプリは異なるはずです。

先生に必要なものはあなたに必要が無いかもしれないし、あなたに必要なものを先生は使っていない可能性があります。

例えばプロテインであれば、消化力、予算、アレルギー、乳糖の耐性、食事のたんぱく質の質と量などで、使うべきものが異なります。

先生のお勧めの銘柄を知るのではなく、自分が商品を選ぶ基準を覚えましょう。

④分子栄養学は怪しいと親戚に言われました

親戚に言われた程度で揺らぐなら、分子栄養学を止めた方が良いです。

分子栄養学は教科書に載っている生化学の知識を用いて体調改善を目指す方法です。

親戚のオジサンは生化学の教科書の内容が怪しいと言っているのか、生化学の知識を元にして体調改善を目指すのが怪しいと言ってるのか、どちらでしょうか?

分子栄養学が怪しいと言われたら、分子栄養学のどの部分が怪しいか即座に聞くようにして、相手の発言の矛盾を引き出して説き伏せるくらいできないと、確信を持って分子栄養学ができないと思います。

そういう人が分子をやると、「分子で結果を出せないからはちみつ療法始めました」とか言い出すんです。

分子は信じてやるものではありません。

生化学の理論を元に、論理的な推測で仮説と検証を繰り返すものです。

⑤分子栄養学で○は治りますか?(○は疾患名)

この質問は、過去に前例があるか聞いているのでしょうか?

それとも理屈上治る可能性があるのか聞いているのでしょうか?

どちらにせよ、この質問をしている時点で治るまで根気強く検証を続けられないと思います。

過去に前例が無ければ諦めるのでしょうか? 治るとはどのような状態を指すのでしょうか?

可逆であれば戻るかもしれないし、不可逆であれば難しいでしょう。

過去に前例が無くても治せる状態なら治るかもしれないし、無くなった腕が生えないように戻らないものは戻りません。

きっと、勉強したりサプリを買ったのに治らないと無駄になった気がしてしまうので、この質問をしているのだと思います。

やる前から不安で取り組むのに二の足を踏んでいるという状況なら、きっと挫折するのでやらない方が良いです。

「受験したら受かりますか?」と聞く生徒がいたとしたら、きっと受験に失敗しますよね。

それと同じです。

どうしても合格したい事情がある生徒なら、そんなことを聞いている時間で勉強をします。

栄養価計算や血糖値の安定など、まだできていない部分で体調に直接関わる部分が多々あると思います。

そうした漏れとか見落としを無くしていくだけでも、今より体調は良くなるはずだし、結果にも繋がりやすいと思います。

今悩んでいる症状が改善するという保証はできませんが、ある程度自分の身体をコントロールするという技術は誰でも身につきます。

結果の保証はできませんが、勉強した分結果を出しやすくなると思います。

⑥カウンセリングを受けたら治りますか?

受けても治りません。

あなたが治す方法を考えたときに、そこに間違いが無いかとか、行き詰まっていたらヒントを出すというのが、私の栄養個別指導です。

カウンセリングというと治してもらうと思ってしまう人がいるので、栄養と健康の個別家庭教師のイメージで、私は栄養個別指導と呼んでいます。

人に治してもらおうと思っているなら、分子栄養学ではなく、標準治療の病院に行きましょう。

分子栄養学は、自立していないと無理です。

⑦実践講座を受けたらカウンセラーになれますか?

講座を受けてもカウンセラーにはなれません。

でも、今日からカウンセラーを自称することはできます。

カウンセラーを自称しただけでは、お客様に来てもらえません。

まずは十分な価値提供を無料で行うから興味を持って貰えるのです。

何百・何千人もの人が分子栄養学の講座を卒業しているはずです。

その先輩方より高いレベルの価値提供ができるようになるためには、講座以外の部分で学びを深めるしかないと思います。

講座を受けたら開業できるレベルになるのではなく、自分が開業してやりたい事の中に、講座で得られる知識が含まれるなら受講すれば良いのです。

目指す将来の解像度が低すぎるから、このような質問をするのです。

受講したのに元を取れなかったときの責任を、質問した相手にぶつけたいんですよね?

そんな依存的で他力本願な人にフリーの仕事は務まりません。

今すぐやめるべきです。

人様の健康に携わる覚悟が足りません。

⑧先生が飲んでるサプリを教えてください

プロテインのお勧めと一緒です。

私の勧めを聞いても仕方がありません。

まずは自分の身体の状態を知り、サプリを飲んだらどうなるか予想しましょう。

その結果に対して、自分の責任で投資をできると思えばサプリを買えば良いのです。

検証する前から結果を教えて欲しい。

最初の1回目から絶対に結果が出ないとやりたくないというのであれば、分子栄養学は向きません。

「先生がそのサプリを選んだ理由を教えてください」なら、判断基準の勉強なので良い質問となります。

⑨○さんが治った方法を教えてください(○は他のクライアントの名前)

治ったという口コミを見ると、自分もそうなれるのかと思って栄養個別指導やオンラインサロンに申し込まれる人がいます。

しかし、結果を出す人は猛勉強をしていたのかもしれません。

何年も少しづつかけて改善したのかもしれません。

そうした苦労を知らずに、SNSの口コミの結果だけを見て、お勧めのサプリを飲めばたちどころに良くなると思っているなら、分子栄養学はやめた方が良いです。

想像と現実のギャップにショックを受けて去っていくだけです。

「誰も治っていないけど、自分は治す」ぐらいの気概が無いと、治るものも治らないと思います。

⑩前のカウンセラーの言う通りにしても治りませんでした

これを言われた瞬間、距離を置きたくなります。

確かに問題があるカウンセラーは多いです。

健康被害を出したり、高額で不要なサプリや商品を勧める人もいます。

しかし経験不足であっただけで、危害を加えたいわけではなかったと思います、

あなたは経験がまだ浅いカウンセラーの落ち度は許せないけど、それを見抜けずお金を払ったという自分の落ち度からは目を反らせているのです。

他人の失敗は許さない。

でも自分の反省はしない。

このような考え方の人が、先の見えない暗闇を真っ直ぐに進めるでしょうか?

まずは自分が何を知りたいのか明確にします。

それを知っていそうな人をよく探すのです。

自分が「この人だ」と思った人と話してみて、話の内容に矛盾が無く納得ができれば、自己責任で実践すれば良いのです。

リサーチ不足で経験が浅い人を選んだり、勉強不足で話の矛盾を見抜けないというのは、自己責任です。

一定の能力が担保されていることを保証されている人を選びたいなら、国家資格の医師や管理栄養士に相談すれば良いのです。

標準治療や一般的な栄養価計算をした献立で治らないから、分子栄養学に興味を持ったはずです。

何の保証も無い中で、自分の推論のみで結果を出していくなら、それは自己責任なのです。

治る人はそれができています。

分子栄養学で絶対に避けたい質問10選

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