天然塩に健康効果を求めてはいけません

天然塩に健康効果を求めてはいけません

まず、天然塩という言葉の定義があいまいです。

精製塩も海水から生成するという意味では天然塩です。

塩の生成法により、ミネラルの含有量が異なります。

よって製品によりミネラルの含有量が異なるので、『天然塩』の注意点というのは、幅が広すぎて語りきれません。

塩に特別な健康効果を求めるべきではありません。

ぬちまーすのような高マグネシウムの塩でもナトリウムの過剰摂取になるリスクがあるからです。

気になる塩があれば、裏面の成分表示を確認して、摂取したいマグネシウムの量を塩から摂取したときに、ナトリウムが何gになるか計算してみましょう。

画像にある成人の目標量の男性7.5g・女性6.5g以下/日にするのは困難なはずです。

ちなみに、カレーライス1食で、2g程度。味噌汁で1.2g とされています。

普通に食事をしていると、すぐに6.5~7.5gを超えるのがわかると思います。

この状態で天然塩というものに健康効果を求めて摂取すれば、ナトリウムの過剰摂取で、高血圧や、それに伴う血管疾患のリスクが高まると考えられます。

塩に限らず、どの食品も栄養素の組成を確認して、自分にどの栄養素が、どの程度の量が必要か確認しましょう。

そうすれば天然塩を食べれば健康になれると意味不明なことを、言っている宗教じみた商売人に騙されないで済みます。

ときどき波動がどうとか、更に意味不明な事を言ってる人がいますが、そういうのは科学用語の波動とは別の意味で使われているオカルトの言葉なので、私は理解できません。

知らないオジサンの言っている妄想と、私や現代科学が解明できていない未知の概念の区別が付かないからです。

しかし、統計的に問題が起きる可能性が高い行為がわかっているのに、わざわざ妄想や未知の概念を信じて健康を害す必要はないと思います。

天然塩に健康効果を求めてはいけません

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