分子栄養学は貴族の学問だと思ってない!?

分子栄養学は貴族の学問だと思ってない!?

分子栄養学は貴族の学問だと思ってない!?

サプリ代や検査でお金がかかると、憂鬱になるよね。

頑張ったのに思うように結果がでないと、不安になこともある。

今日は、そんな人が陥りがちな罠から脱する方法を解説したい。

節約しながら最短で結果を出す方法とは。

目次

最悪の思考パターン

こんなパターンに陥ってませんか?

  • 困っている症状がある
  • 病院に行っても原因不明と言われる
  • 自分の症状について調べると栄養療法に行き着く
  • 悩んでいる症状に効果があるとされるサプリを飲んでみる
  • 全然良くならない
  • いつか効くと信じて飲み続ける
  • 別のサプリが良いという情報を見てサプリを増やす
  • 毎日大量のサプリを飲み続ける
  • 月のサプリ代が数万円という地獄のような状況になる

これが初心者がやりがちな失敗パターンです。

では、ここから脱するにはどうしたら良いか考えていきましょう。

例えば補食であれば

低血糖が起きやすい人が「少量・頻回の糖分を摂取して回復しやすい状況を作る」のが補食です。

糖分を摂取できれば良いので、自動販売機のジュースでも行なえます。

喉が乾いてジュースを1本飲み干せば、それは嗜好品です。

好き放題にジュースを飲めば脂肪肝や肥満の原因になります。

でも少量・頻回の摂取でジュースの分の糖質を3度の食事から抜けば、低血糖回避のための補食になります。

これをやらないとコルチゾールで血糖値を上げようとして副腎疲労が進行したり、アドレナリンでイライラしたりします。

どちらもかかったお金は、ジュース1本分です。

飲んでいるものは同じなのに、使い方を変えるだけで効果が変わってきます。

これはジュースだけではなく、全ての食べ物とサプリにも共通することです。

あなたは目の前にあるアイテムを使いこなせているでしょうか?

サプリメントを使いこなせているか?

医師から処方される薬と、サプリメントは飲み方に違いがあります。

病院で処方される薬は、思考せずに言われた通り飲むのが原則です。

食後と言われたら食後に飲み続けます。

効果を高めようとしてアレンジすると危険性が増します。

言われた通りに飲めば統計的に効果が得られるという結果が得られているので、結果が出なければまた別の方法を医師が考えます。

一方、サプリメントは自分で飲み方を考えながら飲む必要があります。

ただ単に食後・食前・食間というタイミングだけではなく、自分の身体で起きている状況を推測して飲む必要があります。

これには身体の仕組みの勉強が必要です。

  • 血糖値が何か知らなければ、血糖値を下げるサプリメントの効果を出すのは難しい
  • 血糖値を上げるホルモンが何か知らなければ、高血糖の原因を考えることができない
  • 血糖値に限らず効かせたい部位の仕組みを知らないと、サプリの効果を引き出せない

何も考えずに医師の言う通りに飲む処方された薬と違い、サプリで効果を出すなら効く仕組みを理解する必要があります。

そんなことは考えずに漫然と飲み続けてはいないでしょうか?

治してくれる先生が危険な理由

最悪なのは勉強せずにサプリを飲み続けたり、医者の言われた通りに検査を受け続けることです。

この状態を続けると、高確率で治りません。

例えば、信頼できる先生があなたの不調の原因を言い当てて、指示通りにしたら治ったとします。

あなたはその先生を尊敬するかもしれません。

しかし、体調の整え方を覚えていないのでまた不調になります。

その結果、不調になる度に先生の元へ通うことになります。

不調を繰り返すほどダメージは蓄積するので、健康な状態になるのが難しくなります。

定期的に不調になって、相談する度にお金が飛んでいく。

どんなに有能な先生に診てもらってもこの状態からは抜け出せません。

ではどうすれば良いか。

それはあなたが自分のメンテナンスをできるようになることです。

それには身体の仕組みを勉強することです。

サプリ代を節約する方法

最悪なのは毎日決まった種類、量、タイミングで漫然とサプリを飲み続けることです。

その状態を脱するためには身体の仕組みを理解して必要なときに必要なものだけを飲むことです。

身体の状態は日々変化します。

  • 仕事が忙しくてストレスを感じたとき
  • 休日に家族と遠出してたくさん歩いたとき
  • 家族が出かけてくれて家で昼寝ができた日

それぞれで同じサプリを飲み続けたら、無駄が出ます。

効果が出なかったり、内臓の負担になったり、余計なお金がかかります。

その他にも、身体に起きる膨大な変化を常に把握して、そのときに合ったサプリを摂取する必要があります。

例えばビタミンB群を飲みすぎればエネルギー産生を過剰に行おうとして同時に必要なマグネシウムなどの他の栄養素が欠乏しやすくなります。

1つの栄養素を増やしたことで他の栄養素が欠乏を起こして、更にサプリを購入する。

このような飲み方をしていたら、お金がいくらあっても足りません。

カウンセリングを受ける技術

カウンセリングでは、クライアントの知識のレベルに合った提案をします。

効果の出やすい方法というのはリスクが高い方法でもあります。

一方、誰でも安全に行える方法というのは効果が出にくい方法です。

「勉強する気は無い。言う通りにするから治して欲しい」というスタンスのクライアントには、安全で効果の出にくい方法しか提案できません。

無駄なサプリを飲んでいるなら、その削減をするなどです。

毎月数万円のサプリを飲んでいて、それをやめて最低限のサプリにすれば、カウンセリング代はすぐに元を取れると思います。

マイナスからゼロにする提案をして、プラスαの安全で少しのメリットがある方法を提案します。

しかし、勉強している方には攻めた提案ができます。

エビデンスが無い、作用機序から推測した効果のある方法というのは前例が無いためリスクがあります。

しかし、不調を抱える多くの人は、統計的な情報では改善しない状態に陥っています。

そんなリスクのある方法の提案は、クライアント側の理解度が高くないと行えません。

前提知識があり、妥当な思考ができて、自分で改善する意欲のある人であれば、より高次元な情報を手に入れることができるのです。

検査をする理由

検査を行う理由は、「検査結果を元に適切な対応を取るため」です。

何万円もする検査を行うだけで体調は良くなりません。

検査を元に適切な対応を取るには、検査結果を読み解く能力が必要です。

血液検査やGI-MAP検査の解析がこれに当たります。

しかし、検査の解析を行う能力は、その医師の経験によって大きく異なります。

先生の解析が適切で、最も必要なサプリを提案してくれたとしても、それを使いこなすのはあなたです。

自分の身体の中で起きていることを想像してサプリの効果は出ません。

そして運の悪いことに、そんな先生に当たれることは稀です。

ほとんどのクリニックは利益目的で分子栄養学を導入しており、検査結果の解析をまともに行なえません。

その上診療時間は限られているので、断片的な情報しか得られません。

稚拙な解析に加えて限られた情報を得ても、自分で回復する方法を構築するのは難しいでしょう。

だから、カウンセリングやオンラインサロンで解析の方法を伝えています。

医師やカウンセラーだけが検査結果の解析を行えても体調の回復は難しいのです。

自分の身体で起きていることを検査結果から把握して、適切な対応を取るのはあなた自身です。

不安の正体は無知

サプリを飲んでも、それが身体の中でどのように働いているか説明できない。

事前学習をしないままカウンセリングを受けたので、無難な話しかしてもらえない。

高額な検査を受けても、結果に基づいて適切な対応を取る方法を知らないので検査代が無駄になる。

このような状態に陥っていたとしたら不安になって当然です。

19世紀の哲学者エマーソンの言葉です。

恐怖は常に、無知から生まれる。

知識は恐怖の解毒剤である。

ラルフ・ワルド・エマーソン

身体や栄養の仕組みを知らない状態で、分子栄養学を実践しようとするから不安になるのです。

以前行った血糖値の安定のグループとTwitterで、同一のクイズを出題したことがありました。

結果は以下の通りです。

  • Twitterの平均点50点以下
  • グループ内の平均点90点以上

健康に強い関心があって、私の出題したクイズに解答してくれる人でも、日々の選択の半分を間違ったまま生活しているのです。

前提知識に間違いがあれば、望む結果は得られません。

まだ伸びしろがあると思いませんか?

お金の不安の処方箋

投資したお金で元が取れる確信があれば、不安は起きません。

間違いの無い知識を元に的確な推論を行い、適切な対応を取ることができれば、安心してお金をかけることができると思います。

今まで見てきた中で、適切な対応が取れている人が行き詰まっているのを見たことがありません。

行き詰まっている人は何かが間違っているはずです。

これ以上お金を掛け続けて苦しい思いをする前に、その間違いに気がつくことから始めましょう。

次の項目の内、いくつ当てはまるか数えながら読んでみてください。

失敗している人のチェックリスト:

  • 情報源が、Twitter上で見かけた自称専門家の体験談
  • 分子栄養学関係者の情報ばかり取得して、生化学や薬物動態学の専門書を読んでいない
  • 情報の検証をしないで権威ある人の言葉を鵜呑みにしている
  • サプリの作用機序を理解しないまま勧められたサプリを購入している
  • サプリの適切な量を把握していない(1カプセルだと過剰な場合は中身を分けて飲むという方法もある )
  • サプリの飲み合わせが悪くて吸収できていない(複数のミネラルの同時摂取など)
  • 毎食後サプリを飲む水で胃酸が薄まって、たんぱく質とB12の吸収に阻害が起きている
  • 空腹時に飲まないと効かいサプリを食後に飲んでいる(ブロメライン入りケルセチンなど)
  • 検査を受けたけど、解析は先生任せ
  • 検査を受ける明確な理由が理解できていないので、先生に言われるがままに検査を受けてしまう
  • 高額な検査を躊躇して受けないため、応急処置のサプリが大量に必要になり、結局お金がかかってしまう
  • 検査代が溜まるまでに、できる対処を怠って前進できていない
  • 普段の配信内容を見ていないカウンセラーのカウンセリングを受けてしまう。
  • カウンセリング中に無料で出している簡単な情報を提供するだけで時間が経過してしまう
  • 信頼できる先生に治してもらおうと思っている
  • 自分で工夫して治す気がない
  • 身体と栄養の仕組みに興味が無く、運命のサプリに出会ったら周りの人と同じくらい元気になれると思ってる
  • Twitterの配信が創意工夫による改善の報告ではなく、愚痴ばかりなので有益情報が集まらない
  • 知識が足りないから余計な出費が増えるのに情報を購入するという概念が無い

いくつ当てはまりましたか?

1つ以上当てはまった人は伸びしろがあります。

今日から改めて、全力で体調改善に取り組みましょう。

あなたが、安心感と確信を持って分子栄養学に取り組めることを願っています。

分子栄養学は貴族の学問だと思ってない!?

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