栄養を学ぶならこれを読め!(パート2)


前回は栄養を学ぶ上で一番最初に知っておきたい内容を学ぶための書籍を紹介しました。

まだご覧になっていない方は、そちらからお願いします。

今回は少し分子栄養学らしいお話をします。

栄養素がどうやって身体の中で働くのか理解して、体調を改善するのが分子栄養学です。

この図は、分子栄養学で体調改善をする流れを表したものです。

この中流れで、特に①と②を行うために必要な書籍を3冊紹介します。

自分の身体の中で何が起きているか知る『状態把握』

それを踏まえて対策を立てるために必要な『情報』

この2つを抑えて、スタートラインから間違わないための知識を身に着けましょう。

ここの知識があやふやだと、その後どんなに頑張っても結果が得にくいです。

目次

マンガでわかる基礎生理学

監修:越郎, 田中, 編集:ビーコム, イラスト:けいこ, こやま
¥2,640 (2024/10/11 12:57時点 | Amazon調べ)

生理学というのは、脳、肺、胃など、身体の各部位が、どんな働きをしているか知るための学問です。

例えば、低血糖のときに起こりやすいアシドーシス。

これが呼吸とどう関わっているか知ることができれば、アシドーシスで気持ちが悪いときに、呼吸数を増やすべきか、減らすべきかの判断ができます。

また、アシドーシスで気持ちが悪くて吐き気がするときに、どうして吐くと楽になるのかも説明が付き、吐かなくても改善する方法の予想が付くようになります。

単に症状→対応という答えを知っていても別のケースに対応できません。

しかし、仕組みを知っていれば無限の応用が効くようになります。

身体の仕組みがわかったら、その身体が取り入れる栄養について考えてみましょう。

マンガでわかる栄養学

著:薗田勝, 著:こやまけいこ, イラスト:こやまけいこ, 編集:ビーコムプラス, その他:ビーコムプラス
¥1,980 (2024/10/11 12:57時点 | Amazon調べ)

そもそも何のために食事をするのか。

  • 食べたものはエネルギーと身体の材料になる
  • 摂取→消化→吸収→代謝→排泄という栄養素の一連の流れ
  • 各栄養素の体内での働き、過剰症と欠乏症
  • カロリー、PFCバランスという概念

この一冊で、これらの基本的な栄養学の勉強ができます。

栄養に興味を持つなら、絶対に読んでおいて欲しい入門書です。

マンガでわかる薬物動態学

著:大谷壽一, 著:ビーコムプラス, イラスト:カネダ工房
¥2,376 (2024/10/11 12:57時点 | Amazon調べ)

薬が体内でどのように効果を発揮するのかを知ることができるのが、薬物動態学です。

薬の効く仕組みがわかると、栄養素がどのような働きをするかもわかるようになります。

また、薬物代謝の流れがわかると、異物代謝(解毒代謝)の流れがわかるので、効果的なデトックスの仕組みもわかるようになります。

足の裏に貼って寝ると色が変わるシートとか、浸かるとお湯の色が変わる足湯とかに無駄なお金をかけずに済みます。

まとめ

今回ご紹介した、マンガでわかるシリーズは、とてもわかりやすくて便利です。

栄養や身体のジャンル以外も充実しています

何か新しい分野の勉強をする際は、必ずこのシリーズを探して勉強します。

こういう入門書を読んでから、優しめの専門書を数冊読むと、そのジャンルの大枠がわかるようになります。

例えば、マンガでわかる栄養学の後に、管理栄養士が勉強する、基礎栄養学の本を読むと、理解がしやすいと思います。

私がこのシリーズを知ったのは、大学生の頃に、マンガでわかる統計学という本を手に取ったときでした。

数値を正確に把握するには、統計学の知識が必須なのですが、専門書はハードルが高かったときに、この本に救われました。

例えば、偏差値の算出の仕方はわかりますか?

公正なアンケートを取るには、どんな技法が必要か、考えたことがありますか?

数字で騙されないために必須だし、統計的に妥当な結論を導くためにも必要な、統計学も興味を持ってみると面白いかもしれません。

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