「頭痛ーる」とエビデンス

頭痛ーる:気圧予報で体調管理
低気圧でブルーにならない!食事法で自律神経を味方にしよう | 頭痛ーる 低気圧の影響と自律神経の関係性低気圧が訪れると、特に自律神経系に不調をきたすことが多く、これによって頭痛、めまい、体のだるさといった症状が出ることがあります。日...

こちらの記事が、血糖値としての教材として優れていたので、生徒と共有してみました。

課題の内容は、以下の通りです。

以下の頭痛ーるのサイトの内容を読み
誤りや指摘をできる点を探して教えて下さい。

以下が私の個人的な意見です。

まず、大前提として、健康の情報には、以下の2つがあることをご承知おきください。

・研究の結果があり、明確な答えがあるもの
・研究が進んでいない、研究がしにくいなどの理由で既存の研究結果が存在せず、体の仕組みから仮説を立てるしかないもの

そして、気圧による心身への影響は、まだ明確な研究が多いとは言えません。

そこで、体の仕組みから考える必要が在るのです。

それを踏まえて、記事の本編を見ていきます。

上記は、研究は存在しないが、仕組みから考えると妥当な内容と言えます。

食事の内容を変えたことで、気象病が改善したという研究は無いかもしれません。

しかし、食事が自律神経に影響を与えるのは、理論上は明らかであり、その摂取の方法により、自律神経の負担を抑えると、内耳の調整能力にも影響をもたらし、気象病を改善させる可能性は、多いにあると思われます。

目次

低気圧と血糖値の驚きの関係

記事を箇条書きにして、1つづつ見ていきます。
生理学的に正しい→(生真
疑問が残る、もしくは説明に不足がある→(疑
明確な誤りである→(偽

・血糖値の急変は自律神経のバランスを大きく乱す。(生真
・適切な血糖値を保つことで、自律神経の安定につながる。(生真

・自律神経が安定すると、低気圧に伴う不調が軽減される。(疑
ヒスタミンが原因の気象病は、自律神経の安定だけでは改善しない

・血糖値が急上昇すると交感神経が過剰に働き、頭痛や肩こりを引き起こす。(疑
急上昇の瞬間ではなく、低血糖の反動のアドレナリン分泌が、頭痛や肩こりの主な機序だと思われる。
このタイミングは、必ずしも交感神経が優位になるわけではない。

・血糖値が急降下すると副交感神経が過剰に優位になり、だるさや眠気を感じる。(疑
急降下したら、交感神経が優位になり、血糖値を上げる場合もある

・血糖値が急降下すると体が危機感を覚え、血糖上昇ホルモンを大量に分泌する。(生真

・血糖上昇ホルモンが過剰に分泌されると、再び頭痛や肩こりが生じる。(生真

・これらのメカニズムが低気圧時の不調の一因となる。(生真

血糖値を安定させる食事法

記事を箇条書きにして、1つづつ見ていきます。
学術論文ではなく、一般人向けの啓蒙内容なので、厳密さよりも、実益を優先して評価します。

このため、「しっかり」「きちんと」「たっぷり」「手のひら1枚」という表現の正確性には言及しません。

・血糖値を安定させるためには、一日の食事リズムを整えることが重要である。
・三食をしっかり摂ることで、体内の代謝リズムが整い、血糖値の急な変動を防げる。
・特に朝食をきちんと摂ることで、1日のスタートがスムーズになり、血糖値も安定する。
・食物繊維が豊富な食品は血糖値の急上昇を予防する。

・主食を白米、パン、麺など血糖値が上がりやすい食品から、雑穀米やオートミールに変えるのがおすすめ。(疑
血糖値を測る習慣の無い人が、雑穀やオートミールなら安心だと思っていると、知らない内に高血糖になる可能性がある。

血糖値を測ることを勧めないまま、「特定の食品なら安心である」という内容の配信をすることは、極めて不適切である。


・野菜やきのこをたっぷり摂ることを意識する。
・血糖値を安定させるためには、タンパク質の摂取も大切である。
・肉、魚、卵、豆類を手のひら1枚にたっぷり乗るくらい食べるのが理想的。

食べる順番の工夫

・食事の際に「食べる順番」に気を配ることで、血糖値は安定しやすくなる。
・最初に食物繊維を多く含むサラダや温野菜を摂ることが重要である。(疑
・次に、たんぱく質を豊富に含む主菜を食べるようにする。
・最後に炭水化物を摂ることで、血糖値の急上昇を抑えられる。
・この順番を守ることで、自律神経への負担を軽減できる。
・結果として、自律神経の乱れを防ぎ、体調を安定させることにつながる。

この内容は、ベジファーストの定義を誤解しているように感じます。

元々のベジファーストの意味は、以下の通りだったはずです。

野菜だけ食べて10分休んで米だけ食べる

しかし、休むの部分が消えて、この記事では単に順番になってしまっています。

野菜を先に食べて、炭水化物は後から食べる

順番も大事かもしれませんが、よく噛んで、適正な量の糖質にして欲しいです。

吉野家の牛丼の並盛のご飯の量が245gです。

一般的な日本人の感覚では、炭水化物を食べ過ぎなんです。

いくら先に野菜を食べたとしても、たとえそこから10分待っても、炭水化物を摂り過ぎたら、血糖値は跳ね上がります。

「野菜を先に食べたから安心!」ではないのです。

血糖値を測ることを、推奨すべきです!

避けたい食品

・低気圧不調を予防するために、避けるべき食品がある。
・砂糖や精製された糖質(白米、パン、麺など)の過剰摂取は避けるべきである。
・これらの食品は血糖値を急上昇させ、自律神経を乱す要因となる。
・甘い飲み物や砂糖を多く含むお菓子はできるだけ控える。
・間食にはナッツ類、甘栗、干し芋などの栄養豊富な軽食を選ぶのがおすすめ。
・ナッツ類は食物繊維が多く含まれ、血糖値の安定に役立つ。
・干し芋や甘栗は砂糖より血糖を上げにくい「でんぷん」を含むため、適した間食となる。

これまでの検証作業で、既に注目すべき点を、理解できると思います。

この書き方だと、干し芋や甘栗なら、血糖値が急上昇しないと思い込み、血糖値を測らないまま、高血糖になる可能性があるのです。

これも極めて危険な啓蒙内容です。

そして、白米、パン、麺の過剰摂取を避けるというのは、一見筋が通っているように見えます。

しかし、これを栄養価計算も知らない、一般人が見たら、これらの精製糖質が身体に悪影響があると感じてしまう可能性が高いと思います。

あえて「高い」と書きました。

これで、意図せず糖質制限になり、アンダーカロリーになれば、気象病どころの話ではなく、甲状腺の機能低下に繋がるかもしれません。

気象病も当然良くなりません。

糖質制限をしたら、コルチゾールやアドレナリンで血糖値を上げようとします。

自律神経が乱れるのです。

終わりに

血糖値の話をしているのに、血糖値を測ることを話さないのは、ナンセンスです。

血糖値の変動パターンには、個人差が大きいので、実際に測らないまま対策をすると、極めて危険なのです。

レッツリブレ!です。

以上

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