こんにちは。
甲殻類に弱いのに、パーソナルトレーナーをしている政安です。
とある失敗により、、3週間ほどトレーニングができませんでした。
3月にトレーニングを始めて、当初はベンチプレス90kg1回が挙げれませんでしたが、3週間前には110㎏まで挙がるようになりました。
そんな順調な日々を送っていたのですが、ある日突然下痢が止まらなくなります。
炎症症状として、関節の違和感や、ダルさもあるため、トレーニングも、筋トレ向きの食事もお休みしました。
過去のブログやTweetを見てくださってる方なら、ご存知かもしれませんが
私の腸への思いは並々ならぬものがあります。
まさか、私の腸内環境が悪くなるなんて!!
現時点で考えうる最高の対応をしてたのに!!
1週間ほど症状が続き「さすがにこれはヤバい」と思いまずは原因を探りました。
症状の原因を探る
私の考えた理由としては
- ここ最近の湿度によりプロテインにダニが発生した
- 最近届いたEAAが、なんだかエビ臭い
- エブリベンチ(毎日のベンチプレス)で炎症を起こしすぎた
などが挙げられます。
プロテインにダニ?
プロテインのダニについては、タッパーに入れて冷蔵庫保存なども考えたのですが、疑わしい要因は全て避けたため、飲むこと自体を辞めました。
常温保存のままですが、再会した今も特に症状は出ていません。
EAAの製造方法が変わった?
②おそらく原因はEAAです。
以前買っていた同じ商品と明らかに匂いが違います。
エビ臭いのです。
自分の鼻がおかしい可能性もあるので、彼女にも確認してもらいました。
彼女は元のEAAの匂いも知っていて、その上で「エビだね」と言っていました。
おそらく製造方法・原材料などが変わったのだと思います。
メーカーにも問い合わせをしました。⬇
メーカーからの解答⬇
EAAに対して問い合わせたのに、BCAAについて解答されている。
原材料に甲殻類が使用されてるか聞いてるのに、高い基準を満たしていると解答されている。
???
会話が噛み合ってない!!
手元に2kgもあったのですがEAAは捨てます。
2万円相当・・・残念。
追記:引き取って下さる方が見つかりました!
エブリベンチをやりすぎた?
エブリベンチについてはしばらく控えます。
毎日MAX重量が挙がり記録も伸びているので楽しかったのですが、筋トレ自体が炎症を起こす行為なので腸に心配がある時は、控えた方がいいかもしれません。
犯人探しだけでは早く回復しません。
そこで最短で回復する方法を考えます。
最短で回復する方法を考える
そもそも、この症状って何だろうか?
調べてみました。
日本消化器病学会ガイドラインに、IBSの診断基準が紹介されています。
過敏性腸症候群(IBS)ガイド|患者さんとご家族のためのガイド|日本消化器病学会ガイドライン
当時、1日に5回以上は下痢でトイレに行ってました。
ごく少量の便しか出ないこともあり、少しでも腸内に便を残しておけない状態です。
出すと楽になります。
この診断基準に近いと思いました。
自分がIBSであるということを前提に、対応策を考えました。
おそらく、分子栄養学を知らない一般の方がこの状態を放置すると、IBSが進行したり腸の炎症が進行して別の大きな病気になるのだと思います。
この論文によると
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/32/1/32_1/_pdf
Bifidobacterium animalis subsplactis,
Streptococcus thermophilus,
Lactobacillusbulgaricus,
Lactococcus lactis subsp lactis
の4種の摂取でIBSの症状に改善が見られたとのことです。
サーモフィルスやビフィズス菌といった、ある程度強めの酸性環境を作れる菌であることがわかります。
一方、こちらのページでは、酪酸菌が中度及び重度のIBSに効果的だったと紹介されています。
脳やストレスと酪酸の関係 | 酪酸菌大百科 -酪酸菌の秘められた力- | アリナミン製薬
症状が重いほど効くって凄いですね!!
酪酸菌も酪酸という酸を作れます。
アルカリ性の環境下で悪玉菌が増え、有毒物質を産生し腸内に炎症を起こしているのが想像できます。
いくつもサプリを買うのは避けたかったので私は酪酸菌のミヤリサンを買いました。
酪酸菌、普段は私の身体に合わないのです。
飲むと便の状態が悪くなります。
便検査をしたところ、酪酸菌は腸内に住んでいるとのことなので、これ以上増やすとバランスが崩れるのだと想像してます。
Streptococcus thermophilusや酪酸菌のように「酸性環境にする力が強い菌」は普段使いに向かない場合も、腸内環境が悪化し過ぎて何かしらの症状が出た時に一時的に使用するという方法もあります。
腸の調子が悪くなり、プロバイオティクスを使う時にそんな使い方もあると、思い出してみて下さい。
もう1つ買ったのが御岳百草丸。
主成分のタンニンが炎症した腸に皮膜を張るとのことです。
成分のオウバク・コウボクが唾液中のコルチゾール量を減らし疲労感も低減させたそうです。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3750820/
マグノリアがコウボク
キハダがオウバクとのこと。
ストレスでも消化器官に潰瘍ができると言いますし、腸の皮膜張りとコルチゾール対策御岳百草丸は手放ません。
普段のトレーニング後にも使います。
筋トレ後の独特な興奮・火照りが楽になりますよ♪
もう1つの対策が野菜を食べることです。
普段から意識をしてるのですが、IBSの症状が出た時はポリフェノールを摂取したいので、緑黄色野菜の量を増やしました。
以前リーキーガットのTweetでも書いたのですが、腸の炎症は活性酸素の影響があるようです。
活性酸素に有効なのは抗酸化物質なので、ポリフェノールが腸の炎症に効く可能性があります。
✖✖という症状には
◯◯を食べればいい
という発想ではなく
その食べ物が身体の中でどんな働きをしてくれるのか、そういった事を想像すると栄養の事を考えるのが楽しくなりますよ!
まとめ
私がIBSっぽくなったのは
エビフレーバーのEAAによる
甲殻アレルギーによる腸の炎症の可能性
対応策
- アレルゲンと考えられるエビフレーバーの除去
- 酪酸菌と御岳百草丸の摂取
- 緑黄色野菜をたくさん食べる
の3つです。
一方、これでなきゃ駄目。
他のプロバイオティクスじゃ効かない、という方もいらっしゃるので、Streptococcus thermophilusが入っているサプリをご紹介します。
NOW Foods, プロバイオティクス-10、250億、ベジカプセル50粒
トレーニングは昨日から再開したのですが、ベンチプレス100kgが4回挙がり思ったより弱体化してませんでした。
体調不良のあるトレーニーの方は勇気を出して筋肉を増やす方向から健康を取り戻す方向へシフトしてしまった方が長期的に見て結果が出ると思いますよ!
腸のトラブルがある方はお気軽にお問い合わせ下さい。